私が以前住んでいた地域は、区画整理のために、番地の割り振りがかなり乱れていました。
最新の地図に載っている番地と、実際の番地は合っていません。
そのため、最初の頃は宅急便や郵便物がなかなか届きませんでした。
こちらから連絡をして家の場所をきちんと伝えないと、配達している人には分からないのです。
「群馬引越センター」の営業の人も同じでした。
予定時刻の10分前に電話がかかってきて、場所がよく分からないので教えて欲しい、と言ってきました。
私はいつものように、分かりやすいように自宅の場所を教えてあげました。
区画整理をしているので、地図とは番地が違うことも説明しました。
でも、予定の時刻になっても、営業の人はやってきません。
数分後、もう一度電話がかかってきました。
まだ道に迷っているようです。
今いる場所を詳しく聞いてみると、教えた場所を反対方向に曲がっているようでした。
しかし、曲がった方向が間違っていることを何度説明しても、営業の人は自分が正しいと思い込んでいました。
これでは話になりません。
仕方ないので、もう一度、曲がる場所を説明して、電話を切りました。
5分後、やっと私の家の前まで、その営業の人はやってきました。
そしていきなり、持っていた地図を私の目の前に広げて、この番地はおかしいのではないか?教えてくれた住所と番地が違うじゃないか?と言ってきました。
少しキレているような印象を受けました。
私にそんなことを言われても、番地を割り振ったのは市役所なので、私に責任はありません。
それに、群馬県内の引越し業者なのだから、区画整理をしていることも番地が乱れていることも、知っていて当然では無いでしょうか?
なぜ、私に八つ当たりをしたのか、意味が分かりませんでした。
この時点で、私はちょっと不信感を覚えました。